📊 FoundX の基本メトリクス

Takaaki Umada
Takaaki Umada
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FoundX は KGI を毎期用意して、各スタッフにアサインしています。各スタッフは KGI を見ながら、各自の OKR を設定します。

📊 基本的な KGI

現在、基本的には以下の KGI を用意しています。
  1. Founders Performance - プログラム参加者の OKR の達成度合いを測ります。各チームの事業進捗を支援することが、このゴール達成の鍵となります。
  2. Association Enablement - 任意参加の活動に、どれだけのプログラム参加者が参加したかを測ります。魅力的な任意活動を実施できていれば参加者数が増え、その結果起業家間でネットワークが構築されます。
  3. Supporters Program - 主に Supporters Program 参加者からの貢献数を測ります。Supporters のエンゲージメントやマッチングがうまくいくことで、貢献が起こります。
  4. Fellows Program - 主に Fellows Program からの Founders/Pre-Founders の二次応募通過者の数を測ります。Fellows の参加者数が多くなり、アイデアが十分に良くなれば、このゴールは達成できます。
  5. Marketing - 主に Founders/Pre-Founders の二次応募通過者の数を測ります。Fellows 以外の応募者もカウントされます。マーケティングが適切な起業家に届けば、このゴールは達成できます。

✅ チェックリスト(『測りすぎ Tyranny of Metrics』より

メトリクスの設定は本当に難しいものです。しかし、プログラム/コミュニティのパフォーマンスを向上させるためには、合理的な方法でこれを行うべきだと思います。その際の参考になるチェックリストを以下に用意しました。
  • どのような情報を測定しようと考えているのか?
    人間の活動に付随する測定は、人間が測定の目的に同意しない限り、信頼性がなくなります。
  • その情報はどれくらい有用か?
    測定のしやすさは、測定されるものの重要性に反比例するかもしれません。
  • より多くの基準はどれだけ有用か?
    基準が多ければ多いほど役に立つということではありません。
  • 標準化された測定に頼らない場合のコストは何か?
    クライアントの判断と経験に基づいたパフォーマンスに関する情報源はあるでしょうか?
  • 測定はどのような目的に使われるのか?
    ここで重要な区別は、実践する人自身による内部モニタリングの目的で使用されるデータと、外部の関係者が賞罰のために使用するデータとの間にあります。
  • 基準を取得するためのコストはどれぐらいか
    情報は決して無料ではありません。
  • 組織の上の人々がパフォーマンスの測定基準を要求している理由を尋ねてください。
    経営者が無知であることが原因であることもあります。
  • どのようにして、誰によってパフォーマンスの測定は開発されますか?
    測定はそれらがボトムアップから開発されるとき意味がある可能性が高いものです。
  • 最高の測定であっても、汚職や目標の転換に左右されることを覚えていてください
    報酬測定のすべてのスキームには、避けて通れない欠点があります。
  • 可能性の限界を認識することが知恵の始まりです
    すべての問題が解決可能なわけではないし、メトリクスによって解決可能なものはもっと少ないものです。

❌ よくある間違い (『測りすぎ Tyranny of Metrics』より)

  • よくある間違いは、最も簡単なものを測定することです。
  • アウトプットではなくインプットを測定してしまうこともよくあります。
  • より多くの成功を収めるために基準を下げてしまうこともあります。
  • データを省いたり、インシデントを上位・下位に分類しなおしたりすることもあります。
  • プレッシャーがかなり高い場合には、不正行為が起こります。

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