FoundX のディレクター業務は個人技にも近いものですが、一般的には以下のような業務を果たす必要があります。
FoundX 関係の活動
- ピープルマネジメント - スタッフのマネージャーとして、ピープルマネジメント業務と人事系のオペレーション業務を行います。
- プログラムマネジメント - 担当するプログラムの管理・改善を通してスタートアップの支援を行います。また必要に応じて個別の支援を行います。
- コミュニティマネジメント - 入居者同士のコミュニティマネジメント業務を行います。
- マーケティング - FoundX の宣伝活動を担当し、応募者を集めます。
- コンテンツマネジメント - FoundX のマーケティング活動の一環として、コンテンツを作り、エコシステムに貢献します。
- パートナーシップ - あまり実施はしませんが、FoundX を代表して企業との対応を行います。状況に応じて、大学と相談しながら進めます。
- スポンサーとの関係構築とスポンサー集め - FoundX に寄付をいただいている皆様との関係性を作りつつ、新たな寄付スポンサーを集めます。
- ファシリティマネジメント - 日々の施設管理の業務のディレクションと実務を行い、必要に応じて周囲から手伝ってもらいます。
- 予算管理ならびに受発注管理 - 予算の管理と受発注管理の業務を行います。
東京大学関係の活動
FoundX は東京大学の下部組織のため、東京大学に関わる仕事も行います。
- 教育 - 東京大学のアントレプレナーシップに関する授業『アントレプレナー道場』を担当しています。これは 10 年後の起業家を増やすことを目的に行っています。毎年4月から7月末にかけて、毎週水曜日に開講されます。準備は毎年 1 月ぐらいから始まり、成績をまとめるために 8 月までかかります。
- 研究 - ディレクターはアントレプレナーシップ教育に関する研究にも貢献します。これは教育の質を上げるとともに、日本ではまだ十分に行われていないアントレプレナーシップ教育に関する研究を蓄積し、10 年から 20 年後の起業家の数や起業家教育を行える人の数を増やし、質を上げるための活動として行っています。そのため、論文執筆なども行います。
- 大学とのリレーション - ディレクターは FoundX の代表として、大学からのリクエストなどに答える仕事もしています。人事や財務などを含むオペレーションだけではなく、FoundX を代表する一人として大学の活動に関わることがあります。
- パートナー企業とのリレーション - FoundX ではなく大学として企業に関わる場合があります。
- 政策 - アントレプレナーシップ教育やその研究をきちんと社会に反映していくため、政策関係の仕事をするときがあります。たとえばアントレプレナーシップ教育に関する有識者委員会に参加しています。その他、政府系のプログラムの審査などに関わる場合があります。
その他の活動
以下の活動は任意です。
- イベント - 時々イベント登壇などの対応をしています。FoundX のマーケティング活動に類するものもあれば、スタートアップエコシステムへの貢献という観点で行うものもあります。
- 書籍執筆 - 余裕があれば書籍を執筆するなどして、エコシステムに貢献してください。