以下のような OKR を設定した場合は受け入れられません。
- 💀 活動ベースの KRs - 「〇人の顧客と会う」などは活動ベースのKRです。アクティビティのアウトプットを考えてみてください。
- 💀 アウトプットベースのKRs - 「製品をリリースする」などは、成果ではありません。これは単なるアウトプットです。アウトプットが引き起こす成果を書いてください。
- 例えば、「ベータ版をリリースすることで、リテンションが50%のアーリーアダプターを10人獲得した」などです。
- 💀 定義の明確でない KRs や途中経過でしかない KRs - 「興味を持つ顧客の数」などは「興味を持つ」という定義が難しく、また途中経過でしかなくアウトカムではないため、適切な KRs ではありません。
- 顧客に大きく依存しようと、結果の KR を。顧客の意思決定を早めさせることも起業家の仕事です。
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🟡 虚栄のメトリクスの KRs - トライアルユーザー数、ダウンロード数、PV数、GMV、ソーシャルメディアでのシェア数、リード(顧客候補)の数など、虚栄のメトリクスは「気持ちはよくなるもののアクションに繋がらない」ため、お勧めしません。
以下は虚栄のメトリクスの例です。
その他のガイドライン
- ⛔ もし Key Results が社内用語 (“〇〇機能をローンチする”) などが使われている場合、良い傾向ではありません。そのローンチによって得られるはずの成果を書いてください。たとえば、「〇〇機能をローンチすることによって、25%のサインアップレートを向上させる」もしくは「25%のサインアップレートの向上」などが Key Results です。
- ⛔ 正確な日付を使いましょう。また四半期の最後にようやく起こるようなもの(〇〇機能を四半期の最後までにローンチさせる)は、リアルな計画を持っているとは言えません
- ⛔ Key Results が測定可能であることを確認してください。四半期終了時に客観的に成績を評価できるようにする必要があります。たとえば「サインアップの改善」は良い Key Results とは言えません。「5月1日までに毎日のサインアップを25%改善する」などが良いKRです。
- ⛔ 根拠が曖昧でないことを確認してください。「100万人のユーザー」と言った場合、それは全期間のユーザー数なのか、それとも7日間のアクティブ数なのかを確認しましょう。