T3-T1 の課題 - アイデアの共有とピッチの準備 / Idea Sharing and Pitch Prep

Kana Tomita
Kana Tomita
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この時期の宿題は、共通の宿題に加え、アイデアの進行によって下記3パターンの宿題があります。当てはまる宿題に取り組んでください🙏😊
  1. 別のアイデアに取り組む方
  2. 同じアイデアを続けるが、CPF (Customer/Problem Fit) をまだ探っている状態の方
  3. 同じアイデアを続け、CPFはある程度達成した状態の方
  4. (卒業生向け)ピッチデッキの準備

☑CPFをある程度達成しているかどうかのチェック
下記5点をすべて満たしている場合、CPFをある程度満たしていると考えます。
  • 購入約束を書面で取り交わしている
  • 課題があることを確認できている
    • 課題が「ありそう」ではなく、複数名から現状への不満や、解決策の限界、願望を聞くことができていて、課題が「ある」と確認できた状態です。
  • その課題を顧客が今どうやって解決しているかが分かる
    • 解決しようとしていないのは、課題とは言えないため
  • 現在の解決策に使っている金額が分かり、金額が十分高い
    • さらに既存の代替品の問題点も(解像度高く)把握している
  • 課題は解決できると確信できている
※『君のプロダクトは「誰の」「どんな課題」を解決しているのか?|ユーザーインタビューの必要性』 
https://onlab.jp/journal/tips-user-interview/ を参考にしています。

みなさんへ共通の宿題

1. 継続フォームの提出

フォームから、プログラムを継続するか否かをお知らせください。
サブグループ作成の都合上、次回ミーティングの1週間前を目処に回答をお願いします。

2. 宿題フォームの提出

フォームから宿題の結果についてお知らせください。T1の前日までに回答をお願いします。

次回ミーティングまでに、みなさんが社会にどのようなインパクトを与えたいか、そのために顧客がどのような成果を得るか、そのためにどのような機能や製品を開発するかの仮説を考えていただきます。この宿題の目的はみなさんに、大きなインパクトのあるアイデアにたどり着くことをサポートすることです。
それらを考える前に、下記スライドをご覧いただき、すこし考えていただければと思います。
インパクトからはじめよ
良い課題を選ぶ

1. 別のアイデアに取り組む方

再度、海外のスタートアップのサーベイをお願いいたします。どうやって領域を定めようか迷っている方は、リーディングもお願いします。

Assignment (1): Survey

内容
日本以外のスタートアップ30社以上のサーベイを実施し、1社ずつ内容をまとめ、別途フォームから結果を1社ずつ送ってください。もし余裕のある方は、日本のスタートアップ10社程度についてもサーベイを実施してください。
※この宿題に取り組んでいない場合、スタッフからサポートをお断りする場合があります。

目的
  • 自分の興味のあるスタートアップが取り組んでいる課題や、開発しているソリューション、使われている技術に対して理解し、自分のアイデアへの引き出しを増やす
  • 既存の企業では解決されていない課題を見つけるため、現状どのような課題に取り組まれているかを理解する
Q&A
Q.  どうやって調べていいかわからない。I don't know how to find existing startups.
A. こちらをご覧ください。
English: How to Survey Existing Startups
日本語: 
A2. 下記のようなスタートアップのリストもご活用ください

Assignment (2): Reading

「どうやって調べる領域を定めたら良いかわからない、興味のある分野が決まっていない、アイデアをどうやって見つけたらいいかわからない」という方は下記の記事を読んでください。

(Japanese 日本語)
(English 英語)

2. 同じアイデアを続けるが、CPF をまだ探っている状態の方

スタートアップのサーベイを海外・国内合わせて15社以上行い、課題インタビューを3人以上の方へ行ってください。

Assignment (1): Survey

スタートアップのサーベイを海外・国内合わせて15社以上行ってください。1社ごとに別途フォームから結果をお知らせください。
フォーマットなど、詳細はT1前の宿題のAssignment (1): Surveyの箇所をご参照ください。

Assignment (2): Problem Interview

課題インタビューを3人以上行ってください。
詳細はT1→T2の宿題のガイドをご確認ください。

3. 同じアイデアを続け、CPFはある程度達成した状態の方

Assignment(1):  アイデアを共同創業者候補に伝えてください。

あなたのアイデアを友達に伝えてください。
🎯目的
  • 共同創業者候補を見つけるのに役立ちます。
  • もし彼らがあなたのアイデアやチャレンジに興味を持ってくれれば、手助けしてくれます。
👪 ケーススタディ
  • 多くのスタートアップは、新しいアイデアの何気ない会話からスタートしています。
共同創業者を探すことの詳細は、こちらのスライドをご覧ください。
スタートアップの"共同創業者"を選ぶ技術
スタートアップの共同創業者の見つけ方、選び方、会社設立の仕方(株の配分の仕方)、付き合い方、別れ方に関する情報のまとめです。 
初回の創業者はビジネスプランはよく考える割に、共同創業者にはあまり良く考えなかったりします。 

Assignment(2):  MVPを改善し、ソリューションインタビューを行う

どんどんつくってインタビューをして改善を行います。完璧なものを作る必要はありません。雑につくってインタビューをしてフィードバックを得てください。
下記の記事が参考になると思います。

MVP を計画する方法 (Startup School 2019 #03)
さて、ローンチ(立ち上げ)前のスタートアップの目標は極めてシンプルです。
まず1つ目のステップは、
迅速なローンチです。(中略)
2つ目は、スタートアップにとって明らかに必要なことで、
初期顧客の獲得です。(中略)いかにして世の中の人全員に自社プロダクトを使ってもらうかというビジョンを持つ必要はありません。やり取りの中で自社プロダクトに価値を見出してくれるかどうか検証可能なユーザーが必要です。(中略)
次のステップは、そのMVPのローンチ後にユーザーの話を聞き、
フィードバックを得ることです。これも非常にありがちな間違いの1つですが、ほとんどの創業者は、自分が作り出したいプロダクトのアイデアを頭に描いています。

ローンチとは、何かを出荷するのと同じで、何度でもできるものだと思っておいてください。ローンチができるのは1回限り、という考えは捨ててください。なぜなら、事業がうまくいき、新しいプロダクトや機能をどんどん市場に送り出すことができるようになったとしたら、もうローンチしない、なんてことはあり得ないからです。

それよりもむしろ「雑であること」のほうが重要で、たとえば「まだ完成品でないことが相手に伝わる」「未練なく捨てられる」「厳しいフィードバックを受けても心理的に平気(だってまだ雑なやつだから)」あたりがメリットかなあと思います。

しかし多くのチームはすぐに手を動かしません。手を動かさないのは、
- 実装力があまりない(自信がない)
- 「とにかく雑に作る」ことへの心理的なハードルがある
- 素早く作るためのツールセットに心当たりがない
- プロトタイプは何個作ってもいいんだという感覚がない
といったあたりが原因かなと感じています。


(卒業生向け)ピッチデッキの準備

下記フォーマットに沿ってピッチデッキをご用意ください。埋められる範囲で構いません。
  1. タイトル
  2. デモ/試作品(15~30秒)(動画可)
  3. 文脈と問題点
  4. ユニークな気づき
  5. 解決策
  6. ユーザーの声
  7. 未来の作品
  8. 行動への呼びかけ(聴衆に聞く。聞いているひとへのお願いなどです。たとえば、インタビューに協力してください、ポジティブなフィードバックくださいなど)
下記ページにそれぞれのスライドで書くべき項目の詳細やチェックリストが書かれていますので、ご確認ください。
東京工業大学エンジニアリングデザインプロジェクト Pitch Template

(ピッチのサンプル動画)