私たちは FoundX で培ってきたスタートアップ支援の方法論を共有することで、日本におけるスタートアップ支援全体のレベルを上げることに貢献したいと思っています。
しかし各組織や各大学に対して個別に情報共有をしようとすると、私たちの業務時間を逼迫することになり、本業であるスタートアップ支援に時間を割けなくなってしまいます。そこで私たちは、私たちのやり方をドキュメントにまとめ、実施している内容を「可能な限り」公開することにしています。
FoundX には「施設がある」などの特殊な条件を持っています。なのですべての大学でのプログラムにこの設計が適用できるわけではありません。しかし一部の方法は転用可能だと思っています。
私たちの一連のドキュメントが、スタートアップ支援を実施している皆さんや、今後 FoundX に入ってくる候補チームの方々の参考になれば幸いです。
なお、これらのドキュメントは参加者の皆さんに実際に使っていただいているもので、随時更新しています。そのため、内容は頻繁に変わることを予めご了承ください。(FoundX ディレクター 馬田)
しかし各組織や各大学に対して個別に情報共有をしようとすると、私たちの業務時間を逼迫することになり、本業であるスタートアップ支援に時間を割けなくなってしまいます。そこで私たちは、私たちのやり方をドキュメントにまとめ、実施している内容を「可能な限り」公開することにしています。
FoundX には「施設がある」などの特殊な条件を持っています。なのですべての大学でのプログラムにこの設計が適用できるわけではありません。しかし一部の方法は転用可能だと思っています。
私たちの一連のドキュメントが、スタートアップ支援を実施している皆さんや、今後 FoundX に入ってくる候補チームの方々の参考になれば幸いです。
なお、これらのドキュメントは参加者の皆さんに実際に使っていただいているもので、随時更新しています。そのため、内容は頻繁に変わることを予めご了承ください。(FoundX ディレクター 馬田)
🚩 FoundX の戦略
FoundX では、起業家が起業に関する社会関係資本を培うための支援に注力しています。
戦略全般
戦略全般
- FoundX の戦略と活動方針 - FoundX の全体戦略について解説しています。
- 4 時間ルール - 起業家の時間を奪うプログラムはパフォーマンスが低いという GALI の調査結果があります。そこで私たちは 4 時間以上の時間を使わないような制約をかけています。
📚 Founders Program
Founders Program で行われる各活動の内容について解説します。
この二つのプログラムでは、主にチームのリズムを刻む手伝いをし、チームのモメンタムを作ることに注力しています。
概要
この二つのプログラムでは、主にチームのリズムを刻む手伝いをし、チームのモメンタムを作ることに注力しています。
概要
定例イベント
- 定例ミーティング(火曜日) - 毎週火曜日 18:00 ~ 19:00 に進捗の確認を行います。定期的なリズムは進捗を生みだすトリガーとなります。
- Group OKR ミーティング(火曜日・隔週) - 固定したグループで互いの進捗を確認してアドバイスしあうミーティングです。隔週火曜日に実施します。
- Impact Day(火曜日・月1) - 自分たちの目指すインパクトについて、小グループで議論することで目線を上げるきっかけを提供します。毎月一度、木曜日に実施します。
- Product Demo Day(火曜日・月1) - スライドの利用はナシで、製品のみを見せてフィードバックをもらう Demo Day です。毎月一度、木曜日に実施します。
- Internal Demo Day(火曜日・四半期に1度) - 四半期に一度、自分たちの最新のビジネス状況を他参加者へ共有するためのピッチを行う Demo Day です。
- 自己紹介 LT (毎週) - 定例ミーティングの最後に自己紹介を3分ほどで行います。3か月に一度自分の番が回ってきます。
- Supporters Meetup - 三か月に一度、Supporters との対面でのイベントを実施し、アップデートと交流を行います(※コロナ禍においては中止)
初期のイベント
- ガイダンス - FoundX のガイダンスを2日(合計 1.5 時間程度)に分けて行います。こちらのドキュメントは公開していません。
- Intro Day - 新しく参加したチームが自己紹介を行うためのイベントです
- 基礎講義 - FoundX に参加される方が知っておくべき基礎的な知識を選定してお伝えします。主に顧客インタビューについての講義となります。
- オンボーディングサポートスタッフ - 各チームに1人の専属サポートスタッフがアサインされ、最初の1か月のオンボーディングを支援します。
- 1st Quarter Review Meeting - 最初の三か月の振り返りを行います。構造化質問を通して、チームに振り返っていただくための機会として用意しています。
- 2nd Quarter Investor Check - 五か月目に投資家によるチェックを行い、チームのプログラムからの進退を決めます。
不定期のイベント
- Fellows へのアドバイスセッション - プログラム在籍期間中に最低一度、Fellows Program 参加者向けに講演をしていただきます。
コロナ禍においての特別イベント
- Donuts Meeting - プログラム参加者の中で希望する人同士で、30分の雑談ミーティングを設定します。
- Zoom Bar - 不定期かつ夜遅くに開催し、起業家同士が深く話せる時間を提供します。
OKR の設定
各チームに各四半期の目標を OKR として設定していただいています。毎四半期の最初の金曜日が最初のドラフトの締切で、翌週水曜日までに OKR 設定レビューミーティングを持ち、その翌日の木曜日に Group OKR ミーティングを行います。
各チームに各四半期の目標を OKR として設定していただいています。毎四半期の最初の金曜日が最初のドラフトの締切で、翌週水曜日までに OKR 設定レビューミーティングを持ち、その翌日の木曜日に Group OKR ミーティングを行います。
- OKR-A 設定ガイド - FoundX での OKR を設定するときに守っていただきたいガイドです
- OKR-A の使い方 - OKR を設定した後に、OKR を各チーム内でどう使うかについてのヒントを提供しています
- Founders の標準的な OKR 設定 - OKR の設定の基準を紹介しています
- ダメな OKR の例 - フォーマットに沿っていない OKR の例を挙げて、何がダメかを説明しています
- OKR 設定レビューミーティングの進め方 - OKR レビューミーティングの進め方のガイドをまとめています。
ゴール達成のための支援
- Mid-Quarter OKR Check - 四半期の中間での目標達成度合いを確認して、特定の閾値を下回るチームと事業進捗の確認を行います
- War Room - ゴール達成が難しいと判断したチームには、集中的な支援を行います。
応募と評価について
評価のプロセスは、「一次審査」「二次審査」「面談」となります。詳細は Founders Program のページに掲載しています。以下ではどのような基準で私たちが評価しているかについてお話しします。
評価のプロセスは、「一次審査」「二次審査」「面談」となります。詳細は Founders Program のページに掲載しています。以下ではどのような基準で私たちが評価しているかについてお話しします。
- 一次審査の評価基準 - 主にアイデアについて評価します
- 二次審査の評価基準 - 主にアイデアについて評価し、チームとコミットメントが基準を満たすかについて評価します
- 面談時の評価基準 - 主にカルチャーフィットについて評価し、必要に応じて追加での質問を行います
不採択時の対応について
不採択時にはフィードバックを行っています。その際の良くあるフィードバックをまとめています。
不採択時にはフィードバックを行っています。その際の良くあるフィードバックをまとめています。
- よく行うフィードバック - 不採択の際によくあるアイデアや書類についてのフィードバックをまとめています
- 初期の検証方法 - 不採択になってもアイデアを進めていけるように、ヒントを提供しています
卒業や中断のプロセス
- 卒業要件と卒業プロセス - 卒業要件を満たしたときに起こるプロセスをまとめています。
- 中断要件と中断プロセス - ピボットやルール違反などでプログラムを中断するときに適用される内容です
- チームメンバーの離脱 - チームメンバーが離脱してしまったときに行うアクションについてまとめています
その他の関連ドキュメント
- 私たちが望むアイデア - どのようなアイデアを求めているかについて説明を行っています
- ピボットの基準 - アイデアをピボットしたとき、プログラムの継続ができなくなる場合があります。ピボットの基準とその対応について定めています。
📝 Fellows Program
現在プログラムを再構築中です。
T1 Meeting - サーベイ結果を共有し、興味のあるスタートアップについての知識交換を行います。T2 Meeting - 課題仮説の検証結果を共有し、ソリューション仮説について共有します。T3 Meeting - ソリューション仮説の検証結果を共有し、アイデアへのコミットメントを宣言します。
30分起業家のオフレコのトークを実施1時間、宿題の結果を基にした、サブグループでの情報共有とワークショップ
T0 ~ T1- FoundX Startup School の受講とスタートアップのサーベイを行いますT1 ~ T2- 課題インタビューを行い、ソリューション仮説の生成を行いますT2 ~ T3- MVP を作ってインタビューを行うことでソリューション仮説の検証を行い、アイデアの仮説の強度を検証しますT3 ~ T1- アイデアを続ける場合はソリューションインタビューを引き続き行い、もしアイデアを変える場合は T0 ~ T1 と同じく新しい領域でサーベイを行います
Weekly Subgroup Meeting - 2か月間サブグループを固定し、週次でオンライン開催いただきます。Google Docs に議事録を記載いただきます。
🤝 Supporters Program
Supporters Program は Founders や Fellows Program に参加する起業家を支援するためのプログラムです。起業に関するアドバイスだけではなく、知り合いベースの顧客の紹介などの支援を受けることができます。
参加者は原則東大卒業生です。ほかの FoundX プログラム卒業生の方で、東大以外のバックグラウンドの方もご参加くださっています。
概要
参加者は原則東大卒業生です。ほかの FoundX プログラム卒業生の方で、東大以外のバックグラウンドの方もご参加くださっています。
概要
参加できる活動
Supporters Program の活動はすべて任意参加です。各自の余力の範囲内で、ボランティアで支援活動・コミュニティ活動に参加いただいています。
Supporters Program の活動はすべて任意参加です。各自の余力の範囲内で、ボランティアで支援活動・コミュニティ活動に参加いただいています。
- FoundX Discord - 「アソシエーション」参照
- 東京大学スタートアップ Directory - 「アソシエーション」参照
- メールマガジン - 毎週 FoundX からメールマガジンを配信しています。 Founders の週間アップデートや FoundX の活動報告などをお届けしています。
- Supporters Meetup - FoundX に参加している起業家たちとの交流イベントを定期的にオフラインで開催しています。(※コロナ禍では中止)
- オンラインイベント - サポーターが参加できるオンラインイベントを随時開催しています。サポーターにゲストとして協力いただくこともあります。(例:金曜日のランチレクチャー、Supporters オフィスアワー)
Supporters へのお願い
起業家・サポーター双方が安心してサポート活動に参加できるようにするため、サポーターに以下の内容をお願いしています。
起業家・サポーター双方が安心してサポート活動に参加できるようにするため、サポーターに以下の内容をお願いしています。
- サポーターへのお願い - すべてのサポーターに対し、Program 参加中にお願いしているルールです。
- ひとの紹介の際のガイドライン - サポーターとして活動される中で、Founders に知人を紹介いただく場面際の注意点などをまとめています。
- 投資家サポーターの方へ - サポーターの中でも投資家の方を対象に、Founders との連絡方法などについてルールがあります。
その他の関連ドキュメント
- 運営用ドキュメント(※公開できる形に整備中) - Supporters Program 運営者向けの内容をこちらでまとめています
👫 アソシエーション
FoundX にとって健全なアソシエーション(目的を持つコミュニティ)の維持は重要な課題です。そこで私たちがアソシエーションの維持管理のために実施していることを解説します。
概念
- アソシエーションについて - コミュニティではなくアソシエーションという言葉を使っている意図を解説しています
- アソシエーションの KGI のコンセプト - 健全なアソシエーションであるかどうかを測るための KGI の設定と理由について解説しています
活動
- Tea Time - 毎日 15 ~ 16 時に、全チームが共通の休憩時間を取り、交流を行います。
- 弁護士 AMA - 二ヶ月に一度、弁護士の方をお呼びして「なんでも聞いて良い (ask me anything)」を実施しています
システム
- 東京大学スタートアップ Directory - FoundX に関わるスタートアップ関係者の皆さんの情報が相互に閲覧できる、人物検索システムです。(※ FoundX 関係者限定のためリンクはありません)
- FoundX Discord - すべてのプログラム参加者が入っている Discord サーバーです。ほかのプログラム参加者との交流や情報共有等にご利用いただけます。FoundX からの案内等もこちらでしています。(※ FoundX 関係者限定のためリンクはありません)
ポリシー
- Code of Conduct - 全てのプログラムに共通する行動規範です。
運営用ドキュメント
- メンバーシップ(共同創業者、従業員、ゲスト)の違い - プログラム参加者とそれ以外の利用者の違いについて解説しています
- コミットメントポリシー - 最低限のコミットメントとその背景を解説しています
- ポリシー違反時の対応 - ポリシー違反が見つかったときに FoundX がどのように行動するかについてまとめています。
- FoundX 参加者からの FAQ - FoundX に参加される方からいただく質問とその答えをまとめています。
仕組み
施設運用やカルチャー
- ハンドブックファースト - FoundX ではドキュメント中心の文化の一環として、ハンドブックを常に立ち戻る場所と定めています。利用者は「ハンドブックを読んでない」という言い訳を行うことができません。
- Focus Time 制度 - Tea Time 以外の午後は、Focus Time となり、コワーキングスペースでの会話は避けるようにお願いしています。
- メンバーによるイベント開催ポリシー - 利用者がイベントを主催するときのポリシーとガイドです。
- Fellows / Supporters Program の施設利用ガイド - Fellows と Supporters の方々向けの施設利用ガイドです。
その他、会議室利用のガイド、トイレの使い方、プリンタとスキャナの使い方、シュレッダーの使い方、自転車置き場、個室の使い方、ホワイトボード、共用書籍の使い方などに関するドキュメントなどがあります。細かいルールのため、ここでは公開しません。
📧 情報提供
FoundX では起業やスタートアップに役立つ情報公開を積極的に行っています。
- FoundX Review - Y Combinator や a16z、Sequoia Capital などの記事を、許可をもらって翻訳しています
- FoundX Resource - 過去の FoundX Review やそのほかの役立つ記事をカテゴリに分けて紹介しています
- FoundX Online Startup School - Coursera 上でいつでも受講できるスタートアップの基礎知識をまとめたコンテンツです
- FoundX Luncheon Lecture - 過去の Luncheon Lecture の録画を公開しています。
- FoundX 1 分間スタートアップ - 1 分で Tips を紹介します
- FoundX スタートアップ Podcast - 音声でスタートアップに関する情報を獲得することができます
Founders Program 参加者向けには、より詳細なノウハウを記録した Knowledge Base を用意しています。こちらには参加者しかアクセスできません。
サービス
FoundX ではスタートアップの支援を行うためのサービスをいくつか無償で提供しています。
- 法務サービス - 契約書のレビューなどを一定の範囲内で請け負っています。
- クラウドサービス - いくつかのアクセラレーター向けのクラウド無償クレジットを提供してもらっています
- メンタルカウンセリングサービス - 起業家のメンタルケアのサービスを外部の方にお願いして、無料で行うようにしています
- バックオフィスサービス - バックオフィス業務に近いことを依頼ベースで請け負います。
- 経営相談 - 会計士による経営相談会を定期的に開催しています。
- 登記 - プログラム参加者は FoundX で登記できるようにしています。ただし九か月後には移転していただくことになるため、お勧めはしていません。
FoundX の内部オペレーション (スタッフ向け)
ミッション、ビジョン
チームとしてミッションなどを定めておいた方が良いという観点から、FoundX 独自のミッションやビジョンを設定しています。
チームとしてミッションなどを定めておいた方が良いという観点から、FoundX 独自のミッションやビジョンを設定しています。
Values, Way
コミュニケーション
FoundX では主なコミュニケーションツールとして Basecamp を利用しています。そのほかのチャットツールなどは原則利用しません。
FoundX では主なコミュニケーションツールとして Basecamp を利用しています。そのほかのチャットツールなどは原則利用しません。
- Default to Transparency - 基本的に情報は公開し、透明性を高めます。またドキュメント中心の文化は透明性に寄与してくれます。
- Proposal Template - プログラムの大きな変更を行いたいときは、チームに対して提案をして決議を取ります。そのときのテンプレートです。
- 日報 - 日報を通して経験学習を促進しながら情報共有を行います
- スタッフ定例ミーティング - 毎週2回、25 分の定例ミーティングを実施して、議論や意思決定を行います(情報共有はドキュメントで行います)
- 1-on-1 Meeting - ディレクターとスタッフは週に一度、1-on-1 ミーティングを行います。事前に Google Docs に話すことをまとめてから話します。
- FoundX の用語ルール - 文章の書き方や翻訳語を統一しています。
- FoundX での会議ポリシー(外部会議にも適用) - 会議のポリシーについて定めています。
ゴール設定
- Team OKR と Scorecard - FoundX では四半期ごとに OKR とスコアカードの両方で目標設定をしています。スタッフはこれらにアラインする形で行動計画を作ります。
- FoundX の基本メトリクス - FoundX で利用しているメトリクスについて解説しています。
働き方
- タスクと成果のシェア - タスクは公開し、それを他スタッフに見せる義務があります
- 5% for Feedback - フィードバックに 5% の時間を使い、改善するように努めます
- 15% for Self-development - 15% の時間を自己開発に使っていただきます
採用
- 採用プロセス - FoundX のスタッフの採用プロセスを解説しています。
利用しているツール
- Basecamp
- Microsoft Office
- Google Workspace
- Zoom
- OnceHub
- Zapier
- GitLab
- ActiveCampaign
- Canva
- Restream
ポジション
現在これらすべてのサービスを、3 名のフルタイムスタッフで運用しています。ポジションはオープンしているときとそうでないときがありますが、もし FoundX で働くことに興味のある方は詳細はキャリアのページをご覧ください。
現在これらすべてのサービスを、3 名のフルタイムスタッフで運用しています。ポジションはオープンしているときとそうでないときがありますが、もし FoundX で働くことに興味のある方は詳細はキャリアのページをご覧ください。
- ディレクター - 主に Founders Program と FoundX のマーケティング、その他の業務などを担当します
- プログラムマネージャー (Fellows) - 主に Fellows Program を担当します
- アソシエーションマネージャー (Supporters) - 主に Supporters Program を担当します
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